
炭酸ガスを使った大腸カメラ
下剤を飲む辛さを省いた大腸カメラ
下剤を飲むのが苦痛であるという患者様はご相談下さい。
検査前にレントゲンを撮っていただき腸閉塞の状態ではないことを確認してから、
胃カメラで下剤を注入することもしております。
希望される方で両検査を検討されている場合はご相談ください。
当院では微細ながんなどの病変を素早く正確に発見できるように特殊な波長の光や画像
処理、拡大画像機能で早期発見を心掛けています(経口内視鏡に装備)。
病理検査(顕微鏡検査)の結果を待たずして良性、悪性の区別を大方つけることができます。
富士フイルムの最新鋭内視鏡システム「ELUXEO 7000システム」導入

最新下部内視鏡スコープのEC-760Z-V/Mを採用。粘膜表層の微細な血管や粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能「BLI」や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能「LCI」など目的に応じた観察画像を作り出すことができます。また、光学拡大率最大約145倍の拡大観察が可能 で、粘膜の表面を詳細に観察し微小な病変の観察をサポートしてくれます。それによって表面構造をパターン化することで良性、悪性の区別を大方つけることができます。大学病院在籍時の私の研究テーマの一環でございました。

大腸癌や大腸ポリープだけでなく炎症性腸疾患であるクローン病や潰瘍性大腸炎(難病指定)など幅広い大腸疾患の診断も可能となります。
炭酸ガス(CO2送気)を使用
大学と同じように当院では空気の代わりに炭酸ガスを使用して消化管を膨らませます。
検査中は観察のために大腸を膨らます必要がありますが、当院では空気で膨らます代わりに炭酸ガスを使用します。吸収されやすく呼気として自然に排出されるためお腹の張りが素早く解消されるため、検査後は空気よりも圧倒的に楽です。在籍していた大学で導入当初は研究として炭酸ガスモニターを使用し血中のCO2濃度を測定しておりましたが、安全性が確認されたため現在、炭酸ガスモニターは使用しておりません。(腹腔鏡手術も同様に腹腔内へ炭酸ガスを使用して膨らませるのが世界標準です)

内視鏡用炭酸ガス送気装置 GW-100